小野 忠重 (おの ただしげ) 1909～1990

1909年 1月19日,東京都墨田区向島に生まれる

1924年 蒼原会に加入。白日会 第2回展に出品

1927年 早稲田実業学校在学中から卒業まで,本郷絵画研究所に学ぶ

1929年 日本プロレタリア美術家同盟主催のプロレタリア美術展に出品

1931年 プロレタリア美術展に連作「三代の死」出品

1932年 日本版画協会 第2回展に出品。藤牧義夫らと「新版画集団」を創立

1933年 「死を回る人々」制作

1936年 日本版画協会主催の「欧米巡回展」の出品作品に選ばれ「将軍・犠牲」の2作品で,同会第1回賞受賞

1940年 紀元2600年奉祝美術展に出品

1948年 第2回 日本アンデパンダン展(日本美術会主催)出品

1956年 初めて個展を開く

1957年 第1回 東京国際版画ビエンナーレ展出品

1960年 「版の会」結成。以後,生涯続く

1961年 ソ連で初めての現代日本版画展に招待される

1963年 東京藝術大学版画研究室の講師となる

1966年 「版画・戦後20年の歩み」を「みづゑ」に発表

1968年 1972年 第6回 第7回 東京国際版画ビエンナーレ展諮問委員を委嘱

1979年 紫綬褒章を受章

1989年 「小野忠重と「新版画」の作家たち展」(神奈川県立近代美術館)開催

1990年 10月17日,逝去 享年81歳

1993年 「-激動の昭和とともに-小野忠重」町田市立国際版画美術館で遺作展開催

1994年 10月16日,「小野忠重版画館」開館

2009年 生誕100年記念の「小野忠重展 昭和の自画像」が町田市立国際版画美術館で開催