月岡 栄貴 (つきおか えいき) 1916～1997

1916年 東京浅草に生まれる

1938年 東京美術学校日本画科に入学。同校を卒業後,前田青邨に師事

1942年 東京美術学校を卒業

1948年 第33回 院展に初入選。以降,同展を中心に出品・入選を重ねる

1956年 奨励賞を受賞(以後,57′ 68′ 72′ 75′ 79′ 80′にも同賞受賞)

1963年 葉山町に転居

1981年 第66回 院展で日本美術院賞を受賞し,同人となる

1985年 第70回 院展で「風神雷神」が文部大臣賞受賞

1987年 第72回 院展で内閣総理大臣賞受賞。春の院展にも出品を続け,春展賞など多数の受賞となる
この間,法隆寺金堂壁画再現模写事業・高松塚古墳壁画模写に参加し,古典に取材した力強い作風を展開
日本美術院賞(大観賞)受賞作の｢やまたのおろち｣に代表されるように古典文学やおとぎ話を
題材にした物を多く制作し,特に登場人物の描写に優れる

印名は｢栄貴｣ など

1997年 横須賀市で死去